セルフビルドでお気楽生活

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駐輪場  



都内商業施設での勤務。

短期の時の仕事内容と違い、一般的な商業施設業務らしく、駐車場から道路に出る歩道付近での車の誘導とか、搬入業者の出入り口での確認手続きなんかを、60~90分やっては30~60分休憩という持ち回りシフトでこなしているのだけど、その中で駐輪場というポジションがある。

駐輪場の使い方がわからない人がいれば教えてあげたり、気が向いた時には自転車の整理をしたりするだけの暇ポジション。

暇なので、寒空の中立ちながら、大抵は頭の中で考え事をしているのだけど、景色や人間観察もしたりする。




(実際の画像を撮れなかったので似たようなのを貸してもらいました)

とにかくこちらでは自転車に乗る人を地方と違って多く見かける印象だ。特に地方ではまずお目に掛かることが無い、ママチャリの前後にチャイルドシートをつけたものが目に付く。いつからこんな立派な自転車用チャイルドシートが発売されていたのか。

勤務地のショッピングセンターにはフードコートや雑貨店の他、スーパーも入っているので、夕方にもなると、30代半ばの主婦だろうか、小さい子供を2人、その自転車の前後に乗せて力強い走りで駐輪場に止め置く姿が多い。そして1時間もしない間に、満載の買い物袋を2個位抱えてまた走り去る。

子供はチャイルドシートに乗せるくらいだから3歳と5歳辺りだろうか。子供2人も乗せる自転車は決して軽くはないだろう。庶民の懐は暖かくないご時世だから、外食代節約と健康の為に早起きして子供の朝食と旦那の弁当を作り、子供を保育園に送り出したら、日中はパートでもやっているのかもしれない。それが終わったと思ったら、夕方は上記のように自転車を漕いで買い出し、旦那の夕食を作って風呂も沸かしておく。寝るのは24時前といったところか。



他には、70才近いような老婆が両手に満載の買い物袋を持って、近場のマンションへと歩く姿も、地方とは違って珍しい気がする。地方では家とスーパーは車でドアtoドアだからこういう姿を見る機会は少ない。以前何かの記事で、東京の人は歩く機会が多いから田舎の人より健康だ、というのを目にしたことを思い出す。



殆ど立っているだけなんだけど、偶に声を掛けられることもある。この間は「この寒い中、ご苦労様です」と話し掛けられた。50歳過ぎ位の穏やかで知的な顔付きの男性だ。持っている鞄も高そうだ。すぐそばの銀行本社ビルの方向から歩いてきたから銀行の重役辺りかもしれない。

僕は、いえいえこちらこそどうもご苦労様です、という気分になる。特に言葉には出さないけど。毎日色々な案件の仕事、人間関係、ストレスもあるだろうと勝手に想像する。それに比べて僕なんかは大した苦労はしていないし、いかに苦労しないようにするか、そういう事ばかりを考えている様な人間だ。

駐輪場のポジションというのは大体こんな感じだ。街には街の人間と生活があるのだなあ、という事を体験を通して実感する。



近くにマクドナルドがあるので、この一週間の僕の朝昼兼用食220円也。これまでの人生を通してマクドナルドは片手程しか利用したことがなかったのだけど、それを取り戻すかの様な連日利用。ホットコーヒーの0円クーポンにはお世話になりました。どうもありがとう。

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残り一週間  



家賃光熱費の掛からない山小屋生活と、住み込みの出稼ぎや短期アルバイトの相性が良いというのは、1年くらい前の、寝太郎さんのこの辺の記事で書いている通りだと思う。
http://mainennetaro.blog.fc2.com/blog-entry-225.html

大した違いではないけれど、僕の場合「短期バイト」という言葉より「出稼ぎ」という言葉のほうがなんとなくシックリくる。いかにも稼ぐ為に一定期間だけ割り切ってきました、という気分がする。家の外に出て行って稼ぐ=出稼ぎ。

山小屋生活と相性が良いのはその通りだけど、他にも色々とあるんじゃないだろうか。



僕は子供の頃の何年間か、東北地方の人口数万の街に住んでいたことがある。農家をやっている人が多くて、どうしても冬場の仕事が少なくなるので、都内や行楽地で、男性なら土方、女性なら中居、などに出稼ぎをしている人がいた。

僕の子供時代ですらそうだったのだから、さらにそこから10年20年前はもっと多かったのだろう。農家のように年間の内、決まった期間に仕事が無ければその穴埋めとして短期の出稼ぎは悪くない。

それと、参考として今回の警備会社の社員さんが言うには、短期の警備アルバイトは、少なくとも都内に関してはコンスタントに求人があるらしい。繁忙期や大型新店オープンなんかで一時的に多くの人を使いたいということだ。売れない役者さんなんかがやってたりしている、とも言っていた。そういうところでお互いに利害が一致しているというのは悪くない気分。

何の根拠も無いけれど、これから年齢を重ねたとしても、都内に関しては出稼ぎの口はあるんじゃないだろうか。



今回のアルバイト募集では、東北、東海、関西、色々な所から、年齢は10代から60代までの人が50人位来ていた。

4週間の求人募集だったはずなのが、強制的に3週間にされたのだけど、その代わり希望者には同じ給与条件で、都内施設で1週間の勤務をすることが可能になった。希望したのは僕とあと一人だったので、残りの40何人は既に帰ってしまったが。



そういう訳で、朝夕、片道一時間半の満員電車に揺られながら残りの一週間をこなしている。

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酔う  



店内のポジションに就いたら数時間で具合が悪くなった。

今回の出稼ぎでの仕事内容は、渋滞の最後尾看板を持つとか、横断歩道の信号での呼び掛けをやっているのだけど、先日突然、店内でのポジションを命じられた。

子供連れの多いテナントの周辺で、変態カメラマンに注意したり、トイレや自販機の場所を聞かれたら答えるというだけの仕事内容だ。しかも3人で1つのポジションを回すから、30分やっては一時間休憩という天国ポジション。

しかし、2回一時間もやっていると吐き気がして気持ち悪くなってきた。どうもこれが噂に聞く「人に酔う」というやつらしい。

渋谷だとか新宿、東京駅を歩いていてもこんなことはなかったのだけど、目的があって歩いていないせいなのかどうもダメだ。


(これは年末平日昼間の千葉駅の写真だからガラガラだけど)

こちらは立ちっぱなしで殆ど動かないのに対して、かたや、お客さんの波は常に大量に動いている。たった一分間で僕の視界に入ってくる人間の量は何十何百人にもなる。





一方、僕の山での生活はというと、400リットルの冷蔵庫に食料をストックさえしておけば、こちらから外に出かけない限り、たとえ一ヶ月だろうと他人に会うことはない。分岐で入り組んだ林道の奥の方に小屋があるためだが、このギャップたるや。



しかし、さすがにそろそろ山小屋に帰りたくなってきた。極寒の中で熱々のカレーが食いたい。

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最初が肝心  



働き始めて最初の数日に心掛けていることがある。それは、僕は少し変わった人間です、という印象を同僚の人に持ってもらうようにすることだ。所々でそういうニュアンスを醸し出すようにする。

サラリーマン時代も、前職の工務店でのアルバイト時代も、今回の警備員の出稼ぎでもそうしている。

別に積極的に心掛けなくても多分、自然にそうなるという気もするけれど、仕事の序盤でそういうレッテルを貼ってもらえれば後は事がスムーズに進む。



色々な雑事、休憩時間の様々な会話だとか職場でのイベントみたいなものが発生しても「アイツは変わっているから」という魔法の言葉、ワンフレーズで片付けてもらうことが出来る。

今回の出稼ぎは事前の予定では4週間という話で、30万円程度稼がせてもらうつもりだったのだけど、契約先から予想よりお客さんが入らないので3週間で終わりと言われてしまった。

幸か不幸か長い勤務時間になるポジションに入れられているので、多分日給1.1~1.2万円位は稼げているはず。給料が振り込まれるまでイマイチ信用していないけど…





警備員待機場所付近に捨てられた猫の兄弟。三毛は懐っこい。オスの茶色のほうは素っ気ないけどそれがまた可愛い。

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出稼ぎ、日給1万円  



出稼ぎは年末年始で混むみ合うショッピングモールでの交通警備のアルバイトをしている。

求人誌の内容は、日給1万円、寮費無料、昼夜食付き、光熱費無料、浴場有り、というものだったので飛び付いたら即採用された。山小屋から寮までの送迎無料、寮から現場までの車での送迎もしてもらえる。

ただ、交通警備員という職業柄なんとなくは感じていたのだけど、面接でよくよく確認してみたら日給は拘束12時間の10時間労働ということで、実情は時給1000円というものであった。そしてそれ以上の勤務で+αになるとの説明をされた。しばし考えたけど、手っ取り早く稼ぎたかったので行くことに決めた。



面接時の話では3~4人相部屋、弁当は幕の内弁当という話だったのだけど実際に始まってみると実情はこんな感じであった。僕のところは4人部屋だけど、6人部屋というところもある。10畳で大の大人6人はちょっと詰め込みすぎじゃないでしょうか。

他には、面接時の話では最終日まで居れば4週間勤務出来て28万円以上稼げます、という触れ込みだったのが、思っていたよりお客さんが入らない見込みになったので、3週間弱しか勤務出来なくなりましたとか、仕事のポジションによっては12時間拘束の10時間勤務ではなく、9時間拘束の7時間労働とかに強制的にさせられて予定より全然稼げないという事態が発生している。社員の人は嫌なら自腹で帰れという風なことを言っている。

僕はこの間、人が余っているという理由で3連休を取らされてしまった。短期の住み込みでの警備員のアルバイトというのは初めての体験なので、これがスタンダードなのかということは良くわからない。

悪いことばかりを書いてしまったけど、良いこともある。ポジションによっては1日中何もすることがない。あまりにも暇なのでそこのポジションに運良くつけた人は音楽やラジオを聞いている。僕は最初の1週間はそこをやっていたのだけど、最近は忙しいところに配置させられたのでちょっとキツイ。

と、なんだかんだ言いながらも一応2週間はこなした。多少疲れが溜まってはいるけれど、僕の救いになっている点は、これさえ乗り切ればまた山小屋でのダラダラとした日常が待っている、ということだ。



初日の出は福袋に並ぶお客さんの列を眺めながら見ていた。みなさん明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしく。

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